こんにちは、ゆぅと(@yucamelife)です。
今この記事を書いているのは2024年3月
随分とあったかくなってきました。花粉がプンプン飛んでますが、、(ハックシュン)
今日の読書記録は「流浪の月」です。映画化もされた有名な本ですが、旬が過ぎた時に読んでしまうのが私の特徴です笑
それでは行きましょう〜
小説
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映画
「流浪の月」 あらすじ
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。
わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。
再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。
新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
(Amazon商品概要より引用)
「流浪の月」 感想
流浪の月を読んで1番初めに思ったことは、「人間とはめんどくさい生き物だな」と思いました。
この話はある事件から物語が始まるのですが、その真実を知っているのは本人次第。
それなのに周りは事実でしか話を言わない。でも、自分たちが好きな話って事実ですよね。
芸能人や有名人のゴシップだったり、不祥事だったり噂だったり。それが真実なのかどうかもわからないのに、それを真実だと捉えて盛り上がる。
本人の気持ちなんていざ知らず。
学生時代に経験したどこから聞いたかもわからない噂話に食いつき、その話で盛り上がるのも同じ。それはきっと学生時代に限ったことではなく、この先生きているとそんなことを何回も経験するのだと思う。
それでも、「何が真実なのか、何が事実なのか」情報がたくさん行き交う世の中になったからこそ大事にしないといけない考えなのかなと思いました。
それでも、噂話が好きな人間。容易に信じてはいけないものの、真実と捉えてしまうのも人間。
めんどくさい生き物だなと。
そんなめんどくさい生き物の人生だからこそ、いろんなことが起きて楽しいことがあるのもそれまた真実かなと。
「流浪の月」 名言
「ぼくという当事者以外でわかってくれる人がふたりもいる」
わかってくれる人。理解してくれる人。そんな人がいるというのはどんなにいいことだろう。
僕はめちゃくちゃめんどくさい人間だと思う。人の目があるところでは、きちんとするけれど、自分のテリトリーにいるときはめんどくさい。
それでも僕を理解し、受け入れてくれる人がいる。その人にはめんどくさい考え方を言ってもへっちゃら。
「この人はこういう人だ」ともう染み付いているので相手もなにも言わない。
そんな人がいるから、僕は僕のままでいていいと思えるし、堂々とその人と関係性を築くことができている。
理解してくれる人に出会えるかどうか。一緒にいられるかどうか。気持ちの余裕を作る上でも大切な要素だと思う。
最後に
事実と真実。似たような言葉だけど、理解によってはいろんなことが起こる。
そのことを忘れずに、生きていきたいなと思った小説でした。
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